かつて、男性トップアイドル達がアイドル生命を削ってきらめいた伝説の世代――'80ジェネレーション。
アイドル達は互いに競い合い、アイドルとしてのスキルを磨いた。
なかでも特別な輝きを放つスキルは“キラーアクト”と呼ばれ、キラーアクトを駆使したステージはまるで星々の衝突のように大きな閃光を放ち、人々を熱狂させた。
しかし、肉体と精神に大きな代償をともなうキラーアクトの多用によって、アイドル生命を縮めてしまった彼らは、いつしか表舞台から姿を消していった――。

時は過ぎ、停滞していたアイドル業界で、大手芸能事務所『One's star production(通称:ワンプロ)』が立ち上がった。伝説の世代の再来を目指し、新しいアイドル達を世に送り出すべく動き始めたのだ。

個性豊かな新星アイドル達が、それぞれの意志と夢を持ち、様々な試練を乗り越えながらきらめきを増していく――等身大でリアルな毎日が、始まった。

【キラーアクト】

限られたアイドルが持つ特別な能力のこと。原則的に「アイドル活動のため」に特化した能力だが、使い方によってさまざまな応用が可能。会得方法は千差万別で、生まれながらにして使える者もいれば、猛特訓によって開花する者、何らかの危機に直面した際に覚醒する者もいる。また、複数の能力を持てる者、さらに進化させる者もいるとされている。 ただし、キラーアクトは使用するごとに心身を消耗し、使いすぎると取り返しのつかない損傷を起こすこともある諸刃のつるぎである。また、能力が強力なほど心身にかかる負荷も大きくなる。 なおキラーアクトについては一般的には認知されておらず、業界内でも一部の人間のみが知っている。

【アイドル生命】

デビューと同時に始まるもの――それは“アイドル生命”が終わりを迎えるまでのカウントダウンである。ワンプロ所属のアイドル達は、社長・加賀美の方針により、活動期間(=アイドル生命)を三年間と定められている。 さらにキラーアクトを酷使することで肉体・精神に負荷をかけると、カウントは一足飛びに進む。だが、アイドル生命は“ファンの応援”などで回復することもあり、場合によっては三年間を過ぎてもアイドルを続けられる可能性もある。 各アイドルのカウントダウンの状況は、ARTISTSのページで見ることができる。さらに、カウントダウンの数字を押すと……。

【'80ジェネレーション】

1980年代にアイドルブームを巻き起こし、人々を魅了した伝説の世代。トップアイドル達はほぼ全員キラーアクトを使うことができたというが、能力の酷使による代償は大きく、一人また一人と引退していった。ワンプロの社長・加賀美京一狼も、当時活躍していたアイドルユニットのメンバーだったものの、キラーアクトの使いすぎで肉体を壊し、引退したという過去を持つ。

【御影製薬/キラーアクト研究所】

御影製薬はクリーンなイメージの製薬会社だが、裏ではキラーアクト研究所として、人体実験を繰り返す非人道的な組織である。キラーアクトをアイドル活動以外のために利用するべく研究している。所長は天音蘇芳の養父であり、御影久遠の実父でもある御影大牙。

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